特許事務所の料金が高い理由は弁理士にあり!?

query_builder 2021/07/16
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突然ですが、特許出願(申請)を行う際に、普通は特許事務所に依頼しますよね。


初めて出願する人は、そのときに「出願ってこんなに費用がかかるのか」と感じると思います。


ですが、その費用の内訳を見てみると、特許庁に支払うお金(印紙代)よりも、事務所手数料の方が圧倒的に多いのです。


その理由は、事務所を運営・維持するために高額なコストがかかるためです。


その中で最もかかるのは「事務所のテナント料」です。

特許事務所は、霞ヶ関の特許庁の近くに立地している場合が多く、仮に地方であっても都心に立地している場合がほとんどのため、テナント料がとんでもないことになっています。


もう一つは「人件費」です。

人件費がかかるのはどの業界でも当たり前だと思われるかもしれませんが、こと特許事務所に関しては、やや特殊な事情があります。


その事情とは、出願手続に直接関与しない弁理士の給与分も支払わなければいけないということです。


特許出願書類の作成は、(中規模以上の特許事務所であれば)ふつう「特許技術者」と言われる職種の人が行います。

ただ、特許技術者には代理人としての資格がないため、弁理士(国家資格)の存在が必要なのです。


ところで、弁理士になるには、何年間も予備校に通って弁理士試験に合格しなければならず、しかも弁理士になってからもその資格を維持するためにかなりのお金がかかります(登録費、会費、研修費など)。そのため弁理士という士業は、ある程度高給取りでなければ成立しないのです。


そして実は、「弁理士試験」に受かっても、必ずしも特許出願書類を書ける訳ではありません

と言うのも、(日本の)弁理士試験には、特許出願書類の作成という試験項目はありません。採点が難しいためです。弁理士試験に出てくる問題はほぼ条文の解釈です。そのため、出願書類を全く書いたことがない人が弁理士になることができます。


また、実務上においても、特許技術者の方が弁理士よりも出願書類の作成に携わっています。弁理士はどちらかというと、事務所全体を纏める役回りになる場合が多いと思います。


長文になりましたが、以上のことから、特許出願をする際には、必要以上の費用を特許事務所に支払わなければならないことになります。


パテントレヴは、そのような状況を変えるべく、共同出願という新しい形で特許事務所と同等の品質を、低価格で提供することを目的として設立しました。


昨今、目まぐるしく変化する世の中にあって、旧態依然とした特許業界も改革されるときが来ていると思っております。


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