特許の審査基準(基本編)

query_builder 2021/08/10
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今回は、特許になるか否かの審査基準(判断基準)についてご説明します。


特許の審査基準には、主に、新規性、進歩性、産業上の利用可能性の3つがあります。

この3つを全て満たしたものが特許として認められます(例外もありますが今回は省略します)。

以下、それぞれについて説明します。


規性について

公に知られている発明、公に実施されている発明、刊行物やインターネットに記載されている発明は、新規性がありません

 

これらに該当しない発明は新規性があると言えます。


②進歩性について

当業者(同業者)が容易に想到する(考えつく)ことができない発明は、進歩性があると言えます。


特許庁の実務的には、複数の文献(公知文献)を組み合わせて、出願された発明の内容と一致させることができれば進歩性無し、一致させることができなければ進歩性ありと判断されることが多いです。


ただし、たとえ一致させることができなかったとしても、それが単なる設計事項の差に過ぎないと言えるものであれば、進歩性は無いと判断されます。


産業上の利用可能性ついて

産業上の利用可能性が無いと判断されるものは、「人間を手術、治療、診断する方法」、「個人的にのみ利用される発明」(喫煙方法等)、「学術的、実験的にのみ利用される発明」、「明らかに実施できない発明」(地球全体を紫外線吸収フィルムで覆う等)です。


これらのことが分かっていれば、産業上の利用可能性がないと判断されることは実務上ほぼありません


特許になるか否かは、主に上記①,②,③を満たしているか否かによるのであって、難しい構造物や数式を有するものであるほど特許になりやすいということではありません。

だからこそ、大企業だけでなく個人でも特許が取れるのですね。


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