特許とは身近なものです(特許に無関心な人向け)

query_builder 2021/09/09
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※注意※今回の内容は、特許について何も知らない人や関心が無い人向けに書いています。


特許と言ったら何を思い浮かべるでしょうか?

私は、子どもの頃学校を休んだときに昼間にテレビを付けると、掃除機やベッドなどのCMで「特許出願中」や「特許取得済み」と広告されているのをよく見た記憶がありまして、これが初めて特許という言葉を知ったときだったように思います。

あるいは、携帯電話や車などには特許が色々あるのだろうなと、いつのまにか漠然と思っていた気もします。

皆さんも大体似たような感じでは無いかと思います。


そのため、多くの人はこう思っているはずです。

「特許とは、何かしらの商品を世の中に出す際に、何かしらの手続をすると取得できるもの。」

「特許を取ると、他の会社は同じ商品を模倣することができなくなる。」


実はこれはけっこう不正確な捉え方になってしまっています。そしてこれによって、多くの人が特許について関心や興味をもつことが無くなっています。


それもそのはずです。

弁理士を目指した人以外、特許について学校で勉強したことがある人などほとんどいません。大学で法律学科における自由選択科目の特許法を選択して履修した人くらいです。


ですが、特許はもっと身近なものですし、重要なものなのです。


【身近である理由】

まず、特許は商品として形作られていなくても頭のなかにアイデアさえあれば出願することができます。


つまり、それが大企業が作った商品に使われている技術なのか、人がただ頭の中に浮かんだアイデアだけなのかは、特許性に全く関係ありません


また、その適用範囲も現在は非常に広くなっており、物の構造(ハードウェア)だけでなく、ソフトウェアにおける処理の内容、ビジネスの仕組み(ビジネスモデル)等、色々なものが出願可能となっています。


そして、難解な数式や構造を有するものが特許になるというわけではなく、世の中に知られていないものであれば、たとえそれが簡単なものであっても特許になり得ます


そのため、小学生が特許を取得することはよくあることですし、海外では5才児が特許を取得した例もあります。


【重要である理由】

特許を出願した場合、特許になるかどうか(特許権を得ることができるかどうか)が決定するまで数年かかるのですが、そもそも出願しただけでも利益を享受できます。

すなわち、特許を出願しただけで、企業であればそれを広告・宣伝に利用することができます(「特許出願中」と表示するなど)。これは他社への牽制にもなります。


さらに、もし特許権を取得することができれば、他社の使用を禁止できるのみならず、逆に他社に使用させてその売上の一部を受け取こともできます。


また特許権は、例えば土地の権利を他人に売ることができるように、他人(他社)に売ることができます。あるいは、特許オークションというところで売買することもできます。


そのため、個人でも特許出願をする人が多くいるのです。


もしあなたが、「こんな商品でないかな?あったら便利なのにな。」と思いつけば、それを特許出願してあなたの権利にすることで、あなた自身が、商品の消費者側ではなく商品の売上を享受する側になれる可能性が出てくるというわけです。


今回はこのあたりにして、続きはまた別の記事で書くことにします。



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